〜CO₂削減のその先へ〜
こんにちは、OILANT代表の吹上です。
私たちは、飲食店などから出る「使い終わった油(廃食用油)」を回収し、
それを**航空機の燃料(SAF:持続可能な航空燃料)**として再利用する取り組みを行っています。
ところで、よくこんな声をいただきます。
「バイオディーゼルでもいいんじゃない?」
「なんでそんなに“ジェット燃料”にこだわってるの?」
確かに、廃油を再利用する手段はいくつかあります。
でも、私たちOILANTが“ジェット燃料”に強くこだわるのには、ちゃんと理由があるんです。
🚛 1. バイオディーゼルでもCO₂削減できる。でも…
廃食用油は、精製すれば「バイオディーゼル燃料」としてトラックやバスに利用できます。
これはこれで立派な再エネ活用方法ですし、実際に国内外で広く使われています。
ただし、地上の輸送業界はすでに“電動化”が進み始めているのも事実。
将来的にはEV(電気自動車)や水素トラックなど、CO₂を出さない選択肢がどんどん増えていくでしょう。
✈️ 2. 飛行機だけは「電動」じゃどうにもならない
飛行機は、ちょっと事情が違います。
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バッテリーを積むと重すぎて飛べない
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電動では、長距離・大量輸送がまだ非現実的
 
つまり、航空業界はCO₂排出が激しいのに、代替手段が少ないという“脱炭素の最後の難所”なんです。
ここで唯一、現実的な選択肢として期待されているのが
SAF(持続可能な航空燃料)=バイオ由来のジェット燃料なんです。
🌍 3. 小さな廃油が「空を飛ぶ燃料」になる
ここがOILANTのこだわりポイントです。
たとえば、あなたのお店から出たわずか数十リットルの廃油。
それをOILANTが回収し、SAFに再生して航空会社に供給すれば——
✅ 地球全体のCO₂削減に直接つながる
✅ 「空を飛ぶ産業」を少しでもクリーンにできる
✅ あなたの油が“地球の未来”を守る手助けになる
小さな油が、大きな空につながる。
このスケール感と社会的インパクトが、私たちの挑戦のモチベーションなんです。
💡 4. 日本には“油資源”がたっぷりある
実は日本国内だけでも、大量の廃食用油が未活用のまま廃棄されています。
一部は飼料や石鹸になっていますが、「SAFに最適化」されているとは言えません。
私たちはここを変えたい。
日本中のお店の廃油を“空飛ぶエネルギー”に変えていく仕組みを作りたいと思っています。
🚀 OILANTの目指す未来
OILANTは単なる「廃油回収業者」ではありません。
私たちは“地球規模でCO₂を減らすインフラ”を本気でつくろうとしています。
「使い終わった油を売る」
それだけで、誰もが脱炭素社会に参加できる時代を実現したい。
だからこそ、私たちは**“ジェット燃料”という一見遠いようで、実は一番近い未来**にこだわっているのです。
🔜 次回予告
次回のブログでは、私たちOILANTという会社のことを少しだけ深掘りしてお話しします。
「廃油をジェット燃料に」——この取り組みの裏にある、私たちの想いやビジョン。
OILANTがなぜこの事業に本気で挑んでいるのか、そしてどんな未来を描いているのか。
ぜひ、次回もご覧ください。
まだまだ資源が足りてない現状があります、ご協力を!